糖尿病1型とは

糖尿病には原因によって大きく分けただけでも1型、2型というようにタイプがあります。さらに遺伝子異常によるものや他臓器疾患が原因で発症するタイプ、妊娠中に症状がみられるタイプなど、実は複数存在します。そのため、症候群とするべきだという専門家もいるほどです。

1型というのは「インスリン依存型糖尿病」とも呼ばれ、ほとんどの患者が20歳未満で発症することから「小児糖尿病」ともいわれています。1型の症状は、何らかのウイルス感染が引き金となって免疫システムが誤作動を起こし、すい臓にあるランゲルハンス島のβ細胞を激減、もしくは死滅させてしまうものです。そうすると血糖値の調整に不可欠なインスリンが分泌されず、絶対的に欠乏する状態になります。そのことは血糖値の異常な増加につながり、ひいては生命の危機に直面します。

そのため、1型患者は意識的に血糖をコントロールする必要があるのです。現在のところ、1型の糖尿病に対しては飲み薬がほとんど効力を望めないとされ、注射や携帯ポンプによる一日に数回のインスリン投与が欠かせません。1型糖尿病は発症すると生涯続きますが、血糖値の管理さえうまくできれば問題なく日常生活を送ることができるといいます。なにぶん病患者はほとんどが成人前の子供だという病気ですので、闘病生活には周囲の理解や協力も大切なことです。